この1ヶ月で読了した本をまとめてみます 2018年2月
だんだん暖かくなってきましたねえ〜
激烈に寒かった今冬。
寒すぎて寒すぎて体の動きが悪くなっていたりしましたが(ただ単に動くのが億劫なだけ)、ようやく暖かくなってきました。
そんな寒かった先月2月の読書を振り返ってみたいと思います。
ブスの本懐/カレー沢薫
ブスに厳しいブスとして有名なカレー沢薫さんの本。
自虐的であるけれど他のブスに対しても攻撃的というテイストの本です。
もともと連載されていたコラムを書籍化したということもあって、各タイトルが刺激的。
私が好きなタイトルは「腹にダイナマイトだけ巻いて突っ込んでくるブスに勝てると思ったら大間違いだ」です。
酒好き医師が教える 最高の飲み方/葉石かおり著、浅部伸一監修
食べ方に関する本は数あれど、お酒の飲み方に関する本って見ないような気がしませんか?
吉田類以降の流れで酒場でのルールのような本は見るけどね。
たいていの本では「お酒はほどほどに」という風に諭されて終わるところを、お医者さんが医学的な観点でアプローチしています。
悪酔いしないおつまみは油もの。
体に悪いイメージの日本酒はアミノ酸が豊富。
なぜ酔うと同じ話ばかりするのか?
健康だけでなく酒席でのうんちくにもなる知識。
お酒をガンガン飲む人も、そうでない人も読んでおいていいんじゃないかしら。
この地獄を生きるのだ/小林エリコ
生活保護は悪なのか?
生活保護があるから就労意欲がなくなる。
生活保護の予算は減額するべきだ。
生活保護を受けるようになったら人生終わりだ。
このような弱者に対して厳しい声をよく聞きます。
だけどこの本を読むとそんなことを言えなくなります。
うつ病、自殺未遂、生活保護。
そこから「再生」した女性の自伝です。
ラストには思わず胸が熱くなるものが。
派手なラストでない分、それが余計にしみました。
超オススメです。
ブログにまとめました。是非ご一読を。
『この地獄を生きるのだ/小林エリコ』
https://ad-just-ment.com/blog/blog/20180209
頭が突然鋭くなるクイズ/知的生活追跡班
子供の頃、多湖輝先生の『頭の体操』シリーズが大好きだった私。
大人になってからは『レイトン教授』シリーズが大好きな私。
この本を手に取るのは自然な流れかと。
学問は学問として。知識は知識として。それぞれ必要なものだけど、それを活かす知恵を持つことが大切なのかなと思います。
その知恵を身につけるにはクイズが一番だと思います。
この本を読んで、たとえ最初は解けなくても解き方を覚えていけばいいんじゃないでしょうか。
手応えはまあまあだったかな。
(なぜか強気)
なるほど! 育じい道 お医者さんが実践している孫育て術/石蔵文信
今の時代に必要なのはイクメンよりも育じい。
祖父が孫の面倒を見るということを推奨している本です。
確かに祖父が一番育児に対応できると思います。
祖父も祖母も時間に余裕があるかもしれませんが、体力のことを考えると祖父になる。
問題は育児スキルと家事スキルですが、そこまで完璧にやらなくてもいいよというのが著者からの提言。
自身が育じいとして孫の面倒を見てきた経験をもとに訴えておられます。
そして育じいは熟年離婚の予防にもなります。
第二の人生でも妻に頼っている人が三下り半を叩きつけられていることを考えると、育じいとなって家族から頼られるようになるのも一つの手段ですよね。
ペンギンを愛した容疑者/大倉崇裕
ドラマ化された『警視庁いきもの係』の原作本。
橋本環奈ちゃんのイメージが離れなくて困ったものだが(最近ファンになりました)、原作のイメージに合っているからこそ。ハマり役だね。
今作は短編集でドラマで見たストーリーのものばかりだったので思い出しながら読みました。
マニアックな要素の積み重ねは、さすが大倉崇裕先生だと思います。
ダイレクト・リクルーティング/高山奨史、新倉竜也
採用する人を選ぶのではなく、応募者に選んでもらう時代へ!
採用を取り巻く環境が買い手市場から売り手市場へ変わってきた今日この頃。
そろそろ企業として採用に関する考え方を改めなければいけなくなってきたのではないでしょうか。
私は以前からこのことを訴えていましたが、この本が出版されたことでよりその訴えを強くしていきたいと考えました。
そして今後は採用という仕事の取り組み方も大きく変わってくることと思います。
人事採用担当者や人材紹介業に携わっておられる方は必読の本だと思いますし、この記事は必見だと思います(笑)。
ブログでも取り上げました。
『上から目線では採用できない時代が来た』
https://ad-just-ment.com/blog/blog/20180225
肉食やせ!/渡辺信幸
肉を食べてやせるダイエットの本。
MEC食(ミート・エッグ・チーズ)を推奨しています。
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私もお肉は大好きなのでやってみたいと思うんですが、一口につき30回咀嚼するのはどうかなあ…。
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でも最近は野菜も高くなってるから、アリかもと思いつつある私です。
不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか/鴻上尚史
上官の命令が絶対だった戦時中に、9回の出撃命令を受けながら生きて帰ってきた特攻兵のドキュメント。
劣勢だった戦局を受けて日本軍がとった作戦が特攻。
だが貴重な飛行機を失い、優秀なパイロットを失い、死ぬことが最優先とされることに疑問を持った若き特攻兵がいた。
特攻で命を落としたパイロットを描いた作品が多い中で異彩を放つこの作品。
生きることの素晴らしさを感じる本でした。おススメ。
最後に『敷居の低い読書会』情報です
こんな感じで2月は9冊読んだことになります。やっぱ寒いから外出を控えていたからですかね。
読みやすいテイストの本があったこともあると思うのですが、思っていた以上に読んでいたなという印象です。
それでは最後に『敷居の低い読書会』情報です。
3月7日(水)に開催予定の『敷居の低い読書会in草津』は現在キャンセル待ち受付の状態です。
http://www.kokuchpro.com/event/bd21c35c1adcb7c1bf4d9440a4b1055c/
今月は大津京でも開催いたします。
3月28日(水)開催予定です。参加申し込みは絶賛受付中です。
http://www.kokuchpro.com/event/597bd4bbcc968868fcea7872ad20cbc6/
本が大好きだというあなたの参加を、敷居を低くしてお待ちしております。