やる気の不一致
やる気を出すのにスイッチがあればどんなに楽だろうか?
数年前まで塾のCMでやる気スイッチなるものを目にした記憶がありまして、
(個別指導・学習塾スクールIEのホームページより)
調べてみたらその塾の運営会社が『やる気スイッチグループ』なるものに変わっていて驚きました。
http://www.schoolie-net.jp/yaruki_switch/group/
学習塾に縁のない(今後は出てくるかも)私の記憶に残っていたくらいだから、ほかの方にもインパクトがあったんでしょう。いいキャッチだし名前に採用するのもアリだと思いますわ。
やる気を出す方法は巷に溢れているけれど
そこでやる気に注目してみたいと思います。
やる気という言葉はよくモチベーションという言葉に変換されたりしていますよね。
ビジネス書の世界では、何事に取り組むにもやる気が大切だ!てな感じで使われることが多いと思います。
人材育成に関する本などでは、部下をやる気にさせましょうという感じの論調のものが多いと思います。
だけどなかなかそうはうまくいかない。
こんな感じの人もいますから。
こういう時こそやる気スイッチが欲しいと思うんだよな…。
本を読んでいる人もそうでない人も部下に対していろんな働きかけをしていきます。
だけどなかなかうまくいかない。
そんなときに注意したいのが次のことなのです。
部下のことをちゃんと見てますか?
私はやる気って話し方にあらわれてくるように思います。
やる気のある時は、わかりやすい例で言えば元気な話し方になる。声の大小ではない力のある話し方になると思います。
そのことから、やる気を引き出そうとするとついつい松岡修造氏のような語り口調になってしまう人も多いのではないでしょうか。
逆にそれがくどく感じてしまうこともあります。
そんな人が空回りしがちなのが朝礼だったりします。
朝礼で松岡修造氏のようなテンションで訓話を述べ、部下の士気を鼓舞しようとする。そんな人っていませんか?
決して朝礼自体は悪いことではありません(かと言って絶対に必要なものとも思っていない私)が、やる気を出させるための働きかけが朝っぱらから大声でメッセージを伝えるだけで終わっていては効果はないと思います。
(部下に大声を出させるのもどうかと思っていたりもする)
例えばあなたが元気がないときに、元気はつらつで話しかけてくるような人ってどう思います?
むちゃくちゃしんどくないですか?
逆にあなたが元気はつらつオロナミンCなときに、覇気のない人に話さなければならない時はどうでしょうか?
聞いてんのか?という感じでイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。
このようにお互いの状態が異なると話は受け付けないし、受け入れられない。
なんてことになるわけです。
まず話しかける時は相手のテンションに合わせて話すようにしましょう。
上から目線でもへりくだるわけでもなく。相手と同じテンションで話すようにしましょう。
そうする方が相手に伝わりやすい話し方になります。
実際に松岡修造氏も場面場面に合わせた話し方をしていますよね。だから彼の言葉は心に火をつけることができるのです。
研修や本を読めばやる気の引き出し方はなんとなくわかります。
なのにうまくいかない。
そんな時は相手のことをよく観察すること。そしてどんな人にも同じように接するというようなワンパターンな対応をしないこと。
このことを思い出して見てください。
最終的にこうなるのが理想ですね。