侍ジャパンの敗退から学ぶこと
「やっぱり負けちゃったね」
息子の一言。
これは今日行われたWBC準決勝の結果を受けてものです。
今日は息子の学校でPTA地区委員としての最後のおつとめがあり(やっと解放された)、息子と他の子供達と一緒に下校しました。
別れ際に「とっとと帰って野球でも見ろ!」と言った時に、「今日WBCがあるって言ってた」と子供達から言われ反射的に出たのがこの一言。
「どうせ日本負けるって』
今日の私の野球と言えば、WBCよりもセンバツ高校野球(滋賀学園の試合に注目してました)。
どうせ負けると思っていたWBCには興味がなかったのです。
私はなぜ負けると思っていたのか?
戦前から負けるとわかっているものを見ることほど苦痛なものはありません。
なのでWBCの準決勝についてはまったくノーマークだったのですが、問題は「なぜ負けると予想していたのか?」ということでしょう。
「結果がわかってから書いてるからなんじゃないの」「後出しジャンケンはずるい」「非国民め!」などと罵られることと思いますが、私には根拠がありました。
確信まではいかなくとも、そう思っていたのです。
その根拠とは「渡米してからメジャー相手の練習試合で連敗した」ことです。
侍ジャパンは苦戦という大方の予想を覆して6連勝という結果で準決勝に進出しました。
まさかの無傷で通過。これ以上ない結果なのですが、それに水を差すような練習試合での連敗。
はっきり言って、これで侍ジャパンの勝ち運がなくなってしまったように思うのです。
通常のプロ野球であれば年間143試合あるので、勝ったり負けたりします。
なので負けることで学ぶこともあります。
だけどWBCは短期決戦であり、準決勝以降はトーナメント戦となります。すなわち負けて反省をするヒマなんてないのです。
負けること自体がムダであり、命取りになるのです。
調子がいいときは思わぬ力を発揮するもの
通常のプロ野球のシーズンでも大きく連勝するチームが出てきます。
(ちなみに私は日本最多連敗記録を持つ千葉ロッテマリーンズのファン)
そのようなチームは、選手の調子のピークもあるのでしょうが、それ以外のものを感じます。
それは連勝しているから生まれる余裕と自信です。言ってみればメンタル的なものですね。
試合に臨んでいる選手の表情も違うし、動きも違う。余裕があるこそ生まれるプレーもある。
同じチームなのに連勝中はまったく違うチームのように感じることがあるのです。
応援しているファンにも「今日も勝つだろう」という根拠のない自信があり、対戦するチームファンはそれに圧されてしまう。
去年は日本ハムがそのような状態になっていて、対戦するときはなんとなく負けるなと思っていたら案の定負けるということが多かったですから。
高校野球などはその典型で、勝ち運に乗ったチームが思わぬ快進撃を見せることが往々にしてあります。
逆にいうとセンバツ出場校に関してはその勝ち運にうまく乗ったチームばかりが出場しているとも言えます。実際に出場校の秋までの対戦成績を見てみると練習試合でほぼほぼ勝っています。
強豪校と言われるチームほど新チーム結成には慎重になっていて、勝ちグセをつけるために自チームよりも劣る相手を練習試合の相手に選ぶ。そのようなことも聞いたことがありますから納得です。
だけど侍ジャパンは練習試合で負けてしまった。
それが私の予想につながったわけです。
自信をつけるには小さな成果を出し続けることとそれを覚えていること
このように勝ち続けることで生まれる自信というものは思わぬ効果を発揮します。
なので私たちも勝ち続けること、成果を出し続けることが大切なのです。
だけどビジネスや日常生活で結果を出し続けるというのは不可能に近いです。
そこで私が考えるのはこの2点です。
①小さな成果を出し続ける
最良の結果ばかり出せればいいのですが、先ほども言ったように不可能に近いと思われます。
だけど小さな成果なら出し続けることはできると思います。そのためにはどんな些細なことでも成果は成果だと思うことから始めましょう。
例えば新しくお店を開業した場合は「毎日○軒ポスティングできた」「毎日1名お客さんが来た」などからはじめ、その数を増やしていけばいいのです。
日常生活では「毎日決まった時間に家を出発できた」「毎月残業時間を○時間以内におさめることができた」「毎日駅から歩いて帰ってきた」などでもいいのです。
このことを成果として認めることで、自信はどんどん深まっていきます。
②成果を出し続けたことを覚えておく
成果を出し続けた時のことを記憶し、それを自信として他のことにあたることが大切です。たとえまったく違うことであっても、その心理状態を保ち続けるようにしましょう。
ただし注意しなくてはいけないのは、その時のことを思い出すだけで何も努力しないこと。
それでは大当たりした時のことを忘れられずに借金してまでパチンコに行くのと変わらなくなってしまいますから。
NLP™️では「アンカリング」というテクニックによって調子が良かった時の心理状態を思い出すということを学びます。
それについてはまた別の機会に言及しましょう。