見つけなきゃいけないのは相手よりも出会い
春は新生活が始まる季節
もう2ヶ月もすると冬が終わり春が来ます。
そして新しい生活をはじめられる人もおられることでしょう。
入学・就職・転職・人事異動
人の動きが大きくなるのも春。
心機一転という言葉がふさわしいのも春なのです。
そんな気分に水をさすわけではありませんが、人生の先輩として一言言わせていただきたいと思います。
それは友だちや恋人などのパートナーを「見つけようとするな」ということです。
昔は『友だち100人できるかな?』って歌ってたけど
昔は童謡で『友だち100人できるかな?』って歌ってましたけど、最近はそもそも友だちが必要か?という議論が巻き起こることもあります。
私も読みましたけど、蛭子さんの『ひとりぼっちを笑うな』なんて本が話題にもなりました。
(読んだ感想はこの記事にまとめてあります http://ameblo.jp/muran556/entry-12083973991.html)
この本を読んで私が思うことは…、
・友だちはいればそれに越したことはないけど、いないならいないでそれはかまわない
・友だちを必ず作ろうとしない
・友だちとは無理してお付き合いをしない
・一人の方が楽しければそれでいいじゃない
というものでした。
このことは今の私の生き方に影響を与え、今までの自分の人生を振り返ることができたいいきっかけだと思います。
あなたも同じことを思いませんか?
・友だちはいればそれに越したことはないけど、いないならいないでそれはかまわない
今の私には友だちがいるわけですが、その恩恵を十分に感じています。
遊ぶのも楽しいし、相談したりされたり、助けて助けられたりしているという感じで友だちとは過ごしています。
私にとってはかけがえのない存在です。
だけど友だちがいなかったらどうなんでしょうね。
そう考えて、今と何か大きく変わるところはあるのかと考えてみると想像できません。だけどいないならいないなりに過ごしていたんじゃないかとは思うのですよ。
あなたもそんな感じじゃありません?
・友だちを必ず作ろうとしない
合コンなんかでもガツガツしてる人よりも、そうでない人の方がモテるようにも思います。
(もちろんルックスの問題もあります)
それは、「今日は成果がなくてもいい」という余裕が好結果を生むのだと思っています。
例えば「この中の誰かと必ず友だちにならなければならない」とか思ってしまうと、友だちになれた(成功)かなれなかった(失敗)という結果しか残せません。合コンだと手ぶらで帰るという感じですね。
だけど忘れてはいけないのは、嫌なら付き合わない(スルー)という選択肢があることです。
その場にいる人全員といい友人関係を築けるとは限りません。スルーという選択肢がなければ、なんとなくイヤイヤおつきあいをするという可能性もあるのです。
・友だちとは無理してお付き合いをしない
上の項目の続きでもあるのですが、無理をしてまで友だちづきあいをする必要はないと思っています。
どんなことも一緒にできるという関係が理想なのかもしれませんが、完全に趣味嗜好が合致するという可能性の方が低いでしょう。
なので仲の良い友人でも、あなたの趣味嗜好に合わないお誘いならば断るくらいでいいと思います。
私の学生時代は転校生が学校になじめなくて、気がついたらどヤンキーになってたりしたなんてこともありました。
無意識にそうなったのなら問題ないのですが、友だちを作りたいということでガラでもないのにヤンキーになろうとするならやめとけと言いたいです。
最近のいじめのニュースを見ていると、はたから見ると友人関係ではないのにグループに入っていていじめられたというようなものもあります。そんなニュースを見ると、距離を置けばいいのにと思うことありませんか?
・一人の方が楽しければそれでいいじゃない
これらのことを踏まえると、友だちがいた方がストレスになることもあります。
そもそもストレスを感じる時点で友だち付き合いは控えた方がいいんです。
友だちと付き合うことのメリットが人生を豊かになることというのであれば、友だちと付き合わなくても人生が豊かになればいいのです。
はっきり言って付き合いたくもない人とおつきあいをしなければならないのは時間の無駄です。
そして無駄にするのは時間だけではないかもしれませんよ。
自然につながれる場を見つけよう
このように言ってしまうと、どうやって友だちを見つければいいのかわからなくなってしまいます。
どうすればいいんだよ。そんなふうに思っておられることでしょうね。私も一瞬そう思いました(笑)。
私の理想は「いつのまにか友だちになっていた」という感じ。
お互いが「友だちになろう!」と宣言することなくいつのまにか友だちになっている。そういう感じが理想です。
そこで私が提言するのは「出会いの場」に出向くことです。
キーワードは「共通」です。
趣味のサークル
真っ先に思いつくのが趣味を足がかりとしたものです。
共通した趣味を持つというだけで、いい関係が築けそうですよね。
私も趣味が高じて『敷居の低い読書会』を主催させていただいていますが、
(次回は2月8日開催予定です http://www.kokuchpro.com/event/4e1d86011a7d0796ee6add92ec1d3e9d/)
面白いのは本の話だけでなく、脱線するところ。
本をたたき台にして自分のことを語っちゃったりして、自己開示が自然にできているのです。
自己開示をすればするほど相手も寄ってきますし、聞いている方も引き寄せられるものですから、参加者同士のつながりも強くなっているように感じています。
草野球でもテニスでもボードゲームでもなんでもいいので、興味のあるサークルやイベントがあれば、参加してみるのも一つの手です。
セミナーに参加する
セミナーに参加するというのも非常に有効です。
なぜなら共通の目的意識を持った人が集まるので、その時点であなたと近い人が集まっているのですから。
セミナーで学ぶことで夢を叶えようとする人や、悩みを解決しようとする人。この共通項って強いものです。
そしてよりチャンスを広げようとするのなら、懇親会に参加するといいでしょう(あればの話ですが)。
セミナーに参加するだけでは参加者同士の交流が持てません。基本私語厳禁ですから、会話することもありません。
そして懇親会の場は、セミナー時間の緊張から解き放たれる瞬間でもあります。会話も弾みます。
ちなみに2月16日に『「聴く」からはじめるコミュニケーション講座』を開催します。
この講座だけでもぐっとコミュニケーション能力は上がります。興味のある方はどうぞ。
http://www.kokuchpro.com/event/1c1e204189665fe56356318c7bb0b990/
だけど出会いの場はどこにでもある
だけど「出会いの場」とは、場所やイベントだけではありません。日常生活の中にもあります。
人と接する機会があれば、それが出会いの場です。
話しかけたり話しかけられたりするだけでも「出会いの場」だと言っていいと思います。
友だちを作る。
パートナーを見つける。
仲間を見つける。
そのためにとれる対策は、まずは「出会いの場」に出向くことです。
そしてその場にいる人に興味を持ちましょう。
出向いても出向いてもダメだったら、その時はその時で考えましょう。
今のあなたのまんまで見つけることができた友だちならば、きっと長くいい関係でいられると思いますよ。