やりたいことが見つからないなら大企業を目指そう

何がやりたいのか?そんな簡単に見つからない

私自身の学生時代を振り返ると、特別やりたいことがなかったような気がします。
そしてそのまま最終学年を迎え、就職活動に入り就職したわけですが、今になって思うことがあります。
やりたいことに早く出会っていればと。

やりたいことが見つからない理由の一つに、職業理解が低かったことが挙げられます。
世の中にどんな職業があるのか?その職業はどんな仕事なのか?
そのために親や就職課に相談したり、OB訪問などをするわけなのですが、それだけでは理解が深まらない。

正直なところ、親や就職課の職員の職業理解にも限度があります。
昔は一旦勤めた会社に定年まで勤め上げるのが美徳でした。どの企業も終身雇用をうたっていたわけですからね。
そういう時代だったので、転職経験のある人の方が圧倒的に少なかったわけですから、当たり前のことです。
なので、社会に出てからの方が職業理解が進み、就職後にやりたいことが見つかるなんてことがよくあるわけです。

今は終身雇用制度も崩壊し、転職経験のある人も多くなりました。
そしてネット社会でもあります。パソコンやスマホで情報を得ることも可能です。
職業理解については自ら深めていくことが可能な時代であると言ってもいいでしょう。

だけどそれでも見つからないかもしれません

とは言っても、そう簡単なものではないのかもしれません。
学生レベルの人脈には限りがありますし、学生時代から人脈を広げようと考える人は「意識が高い系」と言われていることでしょう。
逆にそのような人であれば、すぐにやりたいことを見つけているのかもしれませんから。

ならば考え方の一つとして、やりたいことが見つかった時にやりたいことにすぐチャレンジできる環境を整えるという考え方もあります。
やりたいことにすぐチャレンジするのも準備が必要です。準備次第で成否は大きく左右されます。
そういう観点で就職先を選ぶ。というのもアリなのではないでしょうか。

そのためにも大企業を選ぶ

そういう意味で私が学生にオススメするのが大企業と言われる企業への就職です。
大企業の人事が聞くと怒られてしまいそうですが、私はやりたいことが見つけられないからこそ大企業へ行けと思うのです。

とは言っても大企業だからいいというわけではありません。
企業によってはやりたいことにチャレンジする準備ができない場合もあります。
ですので私が挙げる企業の条件はこのようなものが挙げられます。場合によっては中小企業でも合致する可能性がありますので、一緒に見ていきましょう。

・給与がいい

給与面を考えると中小零細企業よりも大企業の方が圧倒的に上でしょう。チャレンジする内容によっては資金が必要な場合もあるので、少しでも稼いでおくという観点では給与面を重視しましょう。

・時間外労働が少ない

準備をする上で必要なのが時間です。
特に資格を必要とするものだと、資格取得のための時間が必要となります。
平日の夜や土日などの休日に開講しているスクールが多いことを考えると(もちろん平日に開講しているものもあります)、時間外労働が少ないに越したことはありません。

私が産業カウンセラー養成講座に通っていた時も、業務多忙のために挫折された方もおられました。それくらい余暇に勉強するというのは大変なことなのです。

・知名度が高い

見つかったやりたいことが独立起業するようなものであればいいのですが、企業などに属さないとできないこともあるでしょう。
その時に大企業をはじめとする知名度の高い企業だと、再就職もしやすいです。

私が人材紹介業で転職斡旋した人の中にもそういう方がおられました。
新卒で大手生命保険会社に就職し外交員の管理をされていたのですが、経理職に就きたいと一念発起され転職活動をされた方でした。
もちろんその方自身の人間的な魅力や努力(簿記検定を取得されたり)もあったのですが、大企業で勤務されていたというのもポイントの一つだったと思います。
その方は大企業のグループ企業へ紹介させていただき、無事に転職されました。

もちろんやりたいことを見つける努力はしましょう

やりたいことが見つからないということであれば、このような企業への就職をおすすめします。
ですが忘れてはならないのはやりたいことを見つけようとする努力は怠らないことです。

やりたいことが見つかれば思わぬ力を発揮するのが人間というもの。
そしてその思いが強ければ強いほどその力は強大なものとなります。
そんな人を相手にするのは並大抵のことではありません。

そのためには学校の勉強をとりあえず頑張ってください。
クラブでもいいし、その他の活動でもいい。とにかく頑張ってください。
面接官はそういうところを見ています。
たとえ志望動機が強いものであったとしても、それはただの夢でしかありませんから。
面接官は日頃のあなたの頑張りを見ているものなのですよ。志望動機を見ているわけではないのです。

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