『先生』って呼ばれることになれてないセラピストはダメだね
「村川先生!」
僕も個人事業主となり、カウンセラーやセミナーの講師をするようになってから、こう呼ばれることが増えてきました。
営業電話などは軒並みそうです(笑)。
正直、こそばゆい感じがする呼ばれ方です。
「先生」なんてとてもとても…。
最初のうちは、そんな感じがしてました。
だけど最近は言われ慣れてきました。
「先生」と呼ばれても違和感なく返事が出来るし、照れることはなくなりました。
これは決しておごりや増長ではないです。
単純に、
「カウンセラー=先生」
「セミナー講師=先生」
だと世間が認識しているということを認識でき、『先生』と呼ばれることが当たり前だと思うようになったからです。
こちらから「さん付けでお願いします!」とアナウンスして、なおかつ認知されなければしょうがないことです。そう思えるようになりました。
そして「先生」と呼ばれることに対して、抵抗がなくなったからだと言えます。
なぜ「先生」と呼ばれることに抵抗があったのか?
それは単純に自分自身が「先生」と呼ばれることに対して、自信が持てなかったからとも思うわけです。
開業したての最初の頃は誰でも、自分自身がカウンセラーや講師としてやっていくのに自信が持てない時期です。
特に僕のように別業種の経験しかない人が開業をする場合はなおのことだと思います。
もし同じ業種で同じ仕事を経験して独立開業をした人(のれん分けとかもそう)は、むしろ経営者としてやっていくのに自信が持てないかもしれませんが。
だけどこのような自信は、経験を積み重ねることによってついてくるものです。
僕もいろんなクライエントさんや受講生と接することで、少しずつ自信がついてきて現在に至っています。
なので今では「先生」と呼ばれることに対して抵抗はありません。
自分から「先生」と呼んでくれとは思いませんが、そう呼ばれるのならそう呼ばれていようと思っています。
呼び方は相手に委ねる。これが僕のスタイルです。
そう考えると「先生」と呼ばれることに対して、異常に抵抗するカウンセラーやセミナー講師やセラピストなどはどうなんだろう?
自分の技量などによっぽど自信がないのかしら?
そんなことをひねくれ者の僕は考えます。
僕がクライエントであれば、自信を持てていないカウンセラーには相談したくもないし、セミナーを受講しようとも思いません。セラピーも受けたくありません。
自分自身に自信が持てないからセッションを受けたいのに、その相談する相手が自分自身に自信がもてないカウンセラーだなんて、まるでコントじゃありません?
最終的には、カウンセラーから逆に相談されちゃったりして(笑)。
自信過剰はどうかと思うけど、自信がなさすぎるのもどうかと思いますね。
これはカウンセラーなどを選ぶ際の、クライエントとしての判断基準の一つかも。
「先生」と呼んだ時の相手の反応次第で判断してもいいかもしれませんね。
セッションの場で「先生」と呼んで、「先生」なんて呼ばないでください!って強く言われたら、間違いなく席を立ちましょう(笑)。
これはもちろん僕個人の考え方に過ぎませんが、けっこう当たってると思うんだよなあ。