いないようで誰の周りにもいるのが「老害」です。
辞書で意味を調べてみますと、

ろう-がい【老害】企業や政党などで、中心人物が高齢化しても実権を握りつづけ、若返りが行われていない状態
(デジタル大辞泉)

このように事象を指すのですが、世間一般的には若返りを阻害する存在のことを指し、さらに言うと若者から見てうざい年長者を指すようになってきたと思います。

組織内外関係なく、世代交代の有無は関係なく、うざい年長者は全て老害。
世知辛い世の中になってまいりました。

老害は年齢性別問わず

老害で想像するのは爺さんばかりのように思いますが、そうではないと思います。
組織内でも女性がトップに立つことも多くなっていますし(東京都とか私の住む大津市とか)、組織自体が若い人で構成されているケース(AKBとかね)も増えてきました。

言ってみれば年長者というだけで年齢性別を問わなくなってきているように思います。
先輩風を吹かすだけで老害と受け取られかねない。
先輩として指導するだけで老害扱いされたらたまらんですけど、そういう時代になってきてしまいました。

そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?

というわけで、他人のふり見て我がふり直せではありませんが、私の周りの年長者を観察してみることにしました。
そこで気付いたのはいろんな「めんどくさい」。めんどくさがってしまって損してんじゃないの?と思うわけです。
以下に簡単にまとめてみたいと思います。

老害になってしまう「めんどくさい」

・理解するのがめんどくさい

「若い奴の言うことはわからない」。
このように自分の価値基準でしか判断しなくなる。他人の価値基準を判断しようとするのがめんどくさがってしまうと老害認定されます。

・議論するのがめんどくさい

一歩進んで話を聞いてみたとしても、結局はめんどくさくなって「間違ってる!」などと自分の意見を押し付けて終わってしまうと老害認定されます。
論破するにしても相手が納得できる形で論破しないと同じことです。

・いいところを見つけるのがめんどくさい

自分自身の長所を見つけるよりも短所を見つける方が簡単なように、相手のいいところを見つけるよりも粗探しする方が簡単だと思いがち。
また相手よりも上の立場を誇示するためには批判的な態度を取る方が簡単だと感じてしまいがち。
(過去の自慢話などはその典型例)
完全な間違いであれば(犯罪行為とか)仕方ないけれど、批判的な態度ばかりとっていると老害認定されます。

・未知のことに取り組むのがめんどくさい

体力を必要とするものであれば仕方ないと思うのですが、年齢のせいにして拒絶する人が多くみられます。
これはパソコン・スマホなどによく見られるケースだと思います。下手すりゃ小学生でも使ってるのに。
そんな人が小学生に対して「わからないんだったら調べればいいじゃない」などと言っているのをみるとすごく滑稽です。
あまり言うと孫の面倒を見るのを拒絶されそうなのでこれくらいでやめておきますが(笑)、年齢を盾に未知のことに取り組まないことを正当化していると老害認定されます。

・自分の得にならないことはめんどくさい

生活レベルを落とすのが怖いように、現在の自分のポジションを下げるのって怖いです。
だけど将来を見据えた上で必要なことだとすればどうでしょうか?年長者の方が折れなきゃいけないこともあるのではないでしょうか。組織や政党の若返りが遅れる背景にはこれが大きな要因を占めていると思います。
自分の都合を優先して将来のことを度外視すると老害認定されます。

年長者だから若手にはより丁寧に接していく

5つの「めんどくさい」を挙げてみましたが、どうでしょうか?
案外当てはまるものがあるのではないでしょうか。私もけっこう当てはまっているように思います。

だってね。これらのめんどくさいって年長者だからじゃないんですよ。
小学生中学生でもこれらのめんどくさいという気持ちになるのです。

わけがわからなければ勉強するのがめんどくさくなるし。
親と話すのがめんどくさくなる時期があるし。
相手の好きなところって「好き」というだけで具体的なことは言わないし。
復習はできても予習は苦手だし。

かろうじて最後くらいかな。子供だとあまり感じないのは。
なのでめんどくさいという気持ちは年齢性別問わずなのです。

だけど年長者だからこれらのめんどくさいという気持ちを一旦胸にしまって、年下の人間と接しなければならない。
これこそが年長者の役割なのではないかと思うのです。
たとえ自分がまだ子供の年齢だったとしても、年長者ならばめんどくさがらずに接していかなければならないのです。

私も40歳を過ぎて年長者となる場面が増えてきました。
老害と言われないように、めんどくさがらずに若手の人と接し、今の内に年長者に甘えていきたいと思います。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で