現在の転職活動において、まず最初のステップは書類選考です。
インターネットで応募ができるようになったこともあり、これはいたし方のないこともかもしれません。
以前は滋賀県内のハローワークでは「ハローワークを通じての求人は必ず面接すること」という不文律がありましたが(ひょっとしたら今もあるのかな)、これが逆にレアケースとなっています。

書類選考が必須となったのには理由があります。
なぜならこれらの理由で、応募者が増加したからです。

・失業率が高くなった。
日本では1995年に3%を超えて以降、現在に至るまでこの数字を下回ることがありません。
世界的に見れば低い数字と言えますが(92位・2014年)、1994年以前と比べると倍近い数字になるため、応募者が増えるのは当たり前のことです。

・転職サイトを利用する企業が増え、応募者が増加した。
地方ではそれほどでもありませんが、都市部では間違いなくそう。
また同時に複数の企業に応募ができるため、必然的に一社あたりの応募者は多くなります。

・募集時の年齢・性別の制限が禁止された。
それまで年齢や性別の条件があった企業に応募できるのですから、必然的に応募者は増えます。

・年齢を制限する場合は、経験などを条件とすることができなくなった。
未経験でも応募可能になったわけですから、必然的に応募者は増えるでしょう。

これらの理由で応募者が増加したために、書類選考がフィルタの役割を果たすようになったわけです。
実際に僕が書類選考をしていた時も、条件に合わない応募者の方は申しわけないのですが不採用にしていました。
いくら法律でハードルを下げたからといっても、結局のところ企業が求める人物像までは変えられないわけです。

なので、書類選考で落ちたからといっても憤慨する必要もないし、悲嘆する必要もありません。
ただ単に縁がなかった。そう思うほかありません。

そしてここからが大事なところなのです。
書類選考の結果が返ってくる期間によって差がありませんか?

同じ不採用でも早く返事が来たり、書類選考にかかる期間ギリギリに返ってくるところとか。いろいろだと思うんですね。

ここが企業人事の誠意だと思うんですね。

僕は即時に返す企業は採用活動をしっかりしている企業だと思っています。
書類選考の時点で明確な「求める人物像」を持っているからできることだと思うからです。

だけどそうでない、書類選考に時間をかける企業。
こちらは正直どうかなあ?と思います。

僕の知っているケースでは「即座に不採用を出すのが申し訳ないから」という理由であえて遅くする企業。これは最悪。
期待を持たせるだけ持たせて奈落の底に叩き落とすのですから、ドSだなあと思います。

また面接の日程と人数を前もって決めているので、書類選考期間ギリギリまで迷っているというケースもあるでしょうが、これは採用活動ではNGだと言っていいと思います。

なぜなら、転職市場ではいい人材ほどすぐに転職先が決まっていくことが多いからです。
だってそんな人材ほどどの企業でも欲しいと思うだろうし、先ほども言ったように同時に複数の企業に応募することが可能になった以上、他企業と併願している可能性が高いからです。

すなわち、選考の時期が後ろになればなるほど、優秀な人材を逃す可能性があるのです。

その応募者が選考過程で当落線上だとしても、最終的にはその応募者しか採用を検討できないという可能性があるわけです。
場合によっては、すべての応募者に「他社に決まりました」ってな理由で辞退される可能性もあるわけですから、時間をかけることにはデメリットがあるのです。

結局のところ、採用活動にはスピードが必要なのです。
それを考えると書類選考に時間をかけてはいられません。

採用できそうであれば、とりあえず面接すること。

結局のところ今も昔も面接しないと採用できないのですよ。
そのことを忘れてはいけません。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で