プレミアムフライデーを活用して労働時間抑制を

先週2月24日は日本で初めてのプレミアムフライデーでした。
多くの人がプレミアムフライデーのことを知ったのはその週の初めだったということもあり、あんまり盛り上がっている感じはしませんでしたね。

「そんなんウチの会社にはないわ!」
とか
「休めるかいや!」
とか
「そもそも完全週休二日制とちゃうわ!」
とか。
色々な声が上がっていたように思います。

正直なところ個人事業主には関係ないと思っていた

私は企業に勤務していない個人事業主なので、正直なところあまり関係がありません。
なので「何するわけでもないしなあ」と思いながら過ごしていたわけですが、1通のメールで突然意味を持つようになりました。

【ご当選のご連絡:イオンシネマ】


なんだ?
なんか応募してたっけか?

『プレミアムフライデー特別企画』スニークプレビューにご招待

おお、こんな企画に応募してたのか。ラッキーラッキー。
またタダで映画が観れるぞ!

だけど「スニークプレビュー」って何?

スニークプレビューってミステリーツアーの映画版みたいな感じだな

スニークプレビューとは「公開前映画の秘密の試写会」「何が上映されるかは当日のお楽しみ!」という、まるで目的地が知らされない「ミステリーツアー」のようなもの。
うーん…、一体どんな映画なんだろうか?

当選通知が来てからいろんな知人に声をかけたんですけど、プレミアムフライデーがまだまだ周知されていない滋賀県。
(実施してた会社あるんやろか)
結局同行するのはウチの息子。ホラーとか恋愛ものだったらキツイなあ。
ラブシーン対策として、咳き込みながら息子の目を隠す練習してから行こ。

子供と二人で満喫してきました。
IMG_76042017年2月24日 スニークプレビュー

上映された映画は5月公開予定の『家族はつらいよ2』。
息子も楽しめる映画でよかった。山田洋次監督の偉大さを感じて、プレミアムフライデーは終わりました。
いい映画でしたよ。オススメ。

プレミアムフライデーだけじゃ片手落ちだと思います

このように個人事業主なのにプレミアムフライデーを満喫しちゃったわけですが、いい思いをしたので私は好印象です。
こんな感じで少しでも休む時間が増えることはいいことだと思います。

しばらくは別の日にしわ寄せがいく(別の日に残業したり休日出勤したり)ことが予想されますが、たった1回では働き方改革はできません。
できれば1年間くらい実施してもらって、その間に検証をしてもらいたいと思います。
今回は国と経団連が主導していると聞いているので、国と経団連企業には積極的に取り組んでいただき、結果をフィードバックしてもらいたいものです。

そして働き方改革という意味ではプレミアムフライデーだけでない取り組みを期待します。
ふと思いついたものだけで考えてみると、

・完全週休二日制未導入企業には導入すれば補助金を支給
(当然残業時間や休日出勤なども厳しく設定)
・完全週休三日制導入企業にはさらに補助金
・小売業やサービス業の営業時間見直し
※もちろん個人事業主は対象外。従業員を雇用している企業に対してのものとする。

などに同時に取り組んでいく必要があるでしょう。
でないと、このプレミアムフライデーが公務員や経団連加入の大手企業勤務の人だけのものになってしまいます。
政権お得意のバラマキ政策をこっち方面にシフトしてもらえるとより良くなるんじゃなかろうかなんて思っています。

時間外労働抑制に力を入れるのなら、この施策も抑制につながると思うんだけどなあ。
そんなことを感じたプレミアムフライデーでした。

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