私は肩身のせまい喫煙者の一人

日本人の喫煙率はおよそ20%弱。
(厚生労働省ホームページより http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd100000.html
男性でおよそ32%。女性はおよそ9%(いずれも四捨五入するとね)。トータルするとおよそ20%弱となるようです。
ただこのデータ自体も3年前の平成26年のものなので、現在はもう少し低くなっていることが予想されます。

最近はその数字以上に肩身の思いをしている喫煙者たち。私もその一人です。
喫煙者の割合の方が高かった時代は禁煙者の方が肩身の思いをしていましたから(堂々とタバコを吸わないでと言えなかったり)、この現象は当たり前のことだと受け止めています。

ツッコミどころ満載の記事を見つけました

私は声高に喫煙者の権利を叫ぶ方ではありません。
ヘビースモーカーでもない(自分ではそう思っている)ので、多少の禁煙はできます。実際に愛車は禁煙車にしていますし、新幹線の移動では喫煙スペースに近い席に座るも利用せずに終わるなんてこともあります。

だけどまったく喫煙できないのはカンベンだ!
そう思っています。

そんな中友人がFacebookに挙げていた、ある軍事ジャーナリストの記事が刺激的でした。
おそらく著者の方は禁煙者以上の嫌煙者の方のように思うのですが、こんな内容でした。

・塩崎厚労相が受動喫煙防止法案を国会に提出する予定だそうだ
・法案の内容としては飲食店やホテルなどの建物内は原則禁煙とする。というもの
・著者としては喫煙可のお店には行くのは避けている。できれば前面喫煙の店に入りたい(おそらく全面禁煙の間違い)
・喫煙者が愛煙の権利を守れと言っているのは他人の迷惑を考えていないからだ。
・店舗側も完全禁煙にすれば客が減るというけれど本当なのか?全店禁煙にすればイコールコンディションだ
・フランス人やイタリア人でもできているのだから、それよりはるかに堪え性のある日本人ならばできるだろう(これは失礼じゃないかい?)
・我が国は喫煙者に甘い。タバコも安い。
・オリンピックの時に完全禁煙にしていないと世界的に恥をかきますよ
・飲食店や公共の場を禁煙(原文のサイトは修正されていたけど、アゴラとYahoo!に転載された記事は喫煙になっていた笑)にすることは大多数の国民にとって利益があると思う
・また家庭内での喫煙も家族にとって暴力のようなものだからやめるべきだ

まあ、刺激的な記事でしょ。自分がタバコ嫌いなだけでここまで書けるんですから。

念のために調べてみました

ここまで書かれるとぐうの音も出ませんが、パーの音ぐらいでは出そうなので気になった点を調べてみました。

・店舗側も完全禁煙にすれば客が減るというけれど本当なのか?全店禁煙にすればイコールコンディションだ

これって数学ができる人であれば簡単に客が減ることが想像できるのではないでしょうか。
単純に見込客から20%の人が除外されると考えるとねえ。
また全店舗完全禁煙にしたとしたら、おそらく喫煙者は外食などを控えるようになります。多分私もそうします。

実際に受動喫煙防止条例を施行している神奈川県の飲食店主の声としては、およそ4割以上の店舗で売り上げが落ちているそうです。
『特集「受動喫煙防止条例」に批判相次ぐ 条例の実態と飲食店側の生の声』(FOODLABO)

http://www.ss-foodlabo.com/special/sp_001.html

おそらく全店舗が対象ではない条例なので、対象外の喫煙可のお店にお客さんが流れていることが原因なのかなあと推測しますけど、それにしての4割以上ってすごいですよね。
なので完全禁煙にすれば客が減るというのは、おそらく本当だと思われます。

・フランス人やイタリア人でもできているのだから、それよりはるかに堪え性のある日本人ならばできるだろう

これに関しても調べてみました。
『世界のスモークフリーについて』(スモークフリー.0r.jp)
http://smokefree.or.jp/smokefree/world.html

この記事を見る限りでは両国の禁煙法では施設内に喫煙ルームを設置することを認めており(ただし設置基準はきびしい)、完全禁煙ではないということですね。
これは塩崎厚労相が国会に挙げようとしている法案と変わりなさそうです。
そして罰則規定もきびしいものがあり、この辺りが禁煙法として成立している部分のように思います。

ただし日本と異なるのは両国ともに屋外はフリーだということ。喫煙禁止区域が多くある日本とは大きく異なります。

フランスに関してはレポートとしてこのような記事がありました。
『子どもも路上喫煙!?タバコルールが寛大すぎる – びっくりフランス事情』(マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/articles/2015/08/02/tobacco/

1年半前の記事なのでどうかと思うのですが、禁煙に関する法律が変わったということもないようなので、おそらく今でもフランスはこんな感じなのでしょう。
日本人としては未成年者が喫煙可能なのはどうかと思いますが…。
また歩きタバコが日常的にあるなど両国のタバコマナーは悪いという評判もあります。

ですが、建物の中と外できっちり分煙できていること。この分け方はわかりやすいと思います。
確かに私がイギリスに行った時も路上はフリーでした。日本よりもはるかに多く設置してあるゴミ箱の上部には灰皿もついていましたし、特別困ることはありませんでしたねえ。
寒い時期はコートを着て屋外に出る、というのは今の日本とそう変わらない気がします。

それでも喫煙者はまだまだ肩身がせまい

こうなると日本は世界的にもきびしい禁煙大国になりそうな気がします。
歩きタバコもしないから、できれば屋外くらいは吸えるようにしてくれないかなあとも思います。

それでも本当はまだ足りない。
煙が嫌だという禁煙者の人も煙の出ない新型電子タバコの普及が待たれるところです。

未だにアイコスもgloも買えへんし!

日本の喫煙者の多くが手にすることができたならば、今よりもっといい社会になりそうなのになと想像しています。
そんなことを考えていたら、松井大阪府知事も新型電子タバコについて言及しています。

『新型電子たばこ:松井大阪知事が全面解禁を提案』(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00m/040/090000c

とりあえず新型電子タバコの供給量が爆発的に増えて、簡単に手にすることができるようになればと期待しています。
滋賀の田舎にはアイコスストアがないので(販売店はあるが入荷未定で予約の受付を停止しているという回答がありました)、とりあえず通信販売で買えるようになるといいのですが。

だけど禁煙賛成者の多くは健康上の問題よりもタバコの煙と匂いに対する嫌悪感だと思います。だからこの問題は根が深い。
煙と匂いの問題を解決するために、健康上の問題を隠れ蓑にしているのが現状でしょう。

さて、あんまりこんな話ばかりしていても仕方がないので、くさいものにふたをするように終わりたいと思います。
夏季オリンピックもいいですが、実は冬季オリンピックの方が好きだったりするので。
(記事を書きながらカーリング日本選手権が気になってます)