よく本屋さんに行くと人事関係の本をついついチェックしてしまうのですが、採用関係のことで悩んでいる人が多いんだろうなと感じます。
それくらい、テーマが「採用」の本が増えてきました。

中には「採ってはいけない人」なんてことがタイトルになっている本もありました。
なんとまあおおげさな(笑)。
わざわざ本にしなくてもそれくらいわかるんじゃないでしょうかね。
と思うところもあるけれど、どんな内容だったんでしょうね。今度読んでみようかな。

そこで僕が採用活動をしてきた時に「すぐに採用したくなった人」ってどんな人だったっけなあと思い返してみました。
すると面接をしてきた中で印象に残っている人が3人いたので、その方々を思い浮かべながら簡単にまとめたいと思います。

・受験企業のことをよく調べてきている人
受験企業のことをよく調べてきているということは熱意のある人だと思います。
最近ではインターネットで一括して応募することも可能ですから、しっかりと調べてきてから応募する人って少なくなってきたように思います。なので際立つ。
またしっかりと調べてきてこられているからか、志望動機も会社のことをからめておられるんです。
例えば「自分の今まで培ってきた経験を、新しい分野で活かしたいと思い応募しました。」となるところが、「自分の今まで培ってきた□□の経験を、御社のような◯◯の業界で活かしたいと思い応募しました。」などと、すごく濃い内容になっておっしゃられる。うれしくなって印象に残りました。
志望動機に反映される熱意は、入社された後のイメージにもつながる。だから即戦力も期待できるし、組織の中でどのように振舞われるかもなんとなく想像がつく。そのことを感じさせられました。

・自分の仕事での価値観をしっかりと持っている人。
その人は人材紹介会社時代に出会った人です。
20代後半で2社経験ということで、決して転職回数は少なくありません。企業によっては多いと判断することも多いでしょう。
だけどその方は技術者として成長していきたいという目的がありました。
現職では、設計図の作成を派遣社員に指示してチェックするという仕事だったようなのですが、技術者として成長した後ならばまだしも若いうちはもっともっと自ら設計してスキルを伸ばしていきたい。今の職場ではそれが叶わない。というのが転職希望の理由でした。
このようにキャリアアンカーがしっかりとした人は印象もいいですよね。実際にすぐに転職先を紹介させていただきました。

・自分のことを簡潔に述べられる人。
この方は元自衛官のエンジニアだったのですが、しっかりと自分のことを話せる人でした。
学生時代にスポーツに夢中になっていたことや、戦闘機のパイロットを目指して努力していたのですがケガによりなることができなかったこと。そして心機一転IT系のエンジニアとして経験を積んでこられ、現職では叶わない分野で挑戦したいということ。
これらのことをていねいにわかりやすく自分の言葉でお話いただきました。
僕が評価したのは話し方から自分のことを自己分析できる人だと思ったからです。自分のことを客観視して自己分析できるからわかりやすく伝えられる。自分のやりたいことも見えている。
そして足りない部分を見つけて努力することをしてきたから、断念したとしても悔いがない。そんな風に感じました。
僕はすぐ内定を出させていただき、受諾いただきました。あん時はうれしかったなあ。

こんな人だったらどんな企業でも引く手あまただと思います。逆に落とす理由が見つかりませんよね。
そしてよくぞこんな方々を面接できたものだと、自分自身の巡り合わせに感謝しています。
採用業務に取り組んでおられる方にも、同じような経験を是非ともしてもらいたいなと思います。