批判的になるくらいなら、黙っていろ!

さて、昨日のエントリで世間の声が批判的になってきていると書きました。

『評価するなら減点法よりも加点法』
https://ad-just-ment.com/blog/blog/20180201

批判的になってきていると書いたのですが、批判や批評は悪いことではない。と、私は考えています。

そもそも批判と批判的では言葉も意味が違います。批評もまた意味が違う。
インターネットの辞書で調べてみてもそれは明らかです。

批判=物事に検討を加えて、判定・評価すること。
批評=物事の是非・善悪・正邪などを指摘して、自分の評価を述べること。
批判的=批判する態度や立場をとるさま。否定的に批評するさま。
(いずれもデジタル大辞泉より)

こう見ると、批判や批評は誰もがしていること。
ただ批判的の中には否定的という言葉が含まれています。
すなわち批判や批評は良い評価も含まれるのだけれど(一応)、批判的というのは悪い評価を述べることだと言えるわけです。

辛口コメントで自分自身をアピールしているのか

確かに評論家、特に政治や経済の評論家は否定的なコメントをする方が多いように思います。
(逆に肯定的なコメントをすると「悪く」なった時に袋叩きにあうからね)
だけどそれをSNSで一般の人間が匿名でするというのは(匿名でなくても)、真摯なコメントでなく悪意のあるコメントとなってしまうこともあります。
(場合によっては悪意しかないコメントもある)

そのようなコメントはいろんなジャンルに派生しています。
グルメに関しては海原雄山のようになり、プロ野球に関しては張本さんのようになる。
そんなコメントをよく見るようになったと思いますし、それが日常の会話にも派生してしまっているように思います。まるで日本国民が全員評論家となってしまったかのような。

スイーツのコメントが辛口だったりすると、もう少し甘くてもいいんじゃないかと思うことがあります。
読んでても救われた気がしないんですよね。

加点法で見るといいところしか見えない

否定的なコメントをするためには、マイナスの面を探さなければなりません。
つまり減点法的思考に基づいて物事を捉える必要があります。
これこそがギスギスしている世の中になっている原因のように感じます。

だけど人間は誰でも批判や批評をしているものだと冒頭で述べました。
どんなものにも好き嫌いがあるように、好きか嫌いかを判断するときに批判をしているものです。
となると、誰でもその原因になりうることができるのです。

そうならないためにはどうすればいいのか?
答えは簡単です。
否定的なコメントを極力しないようにすることです。おおっぴらにはいいコメントだけしておけばいいのです。

子供の頃から「悪口を言ってはいけません」というように親から聞かされていましたが、これはこういうことだったのかなと思えます。
批判的な人は悪口を言っているわけではないのだろうけど、何かを否定するというのは誰かを傷つけているもの。悪口と一緒とも言えます。

ならおおっぴらに言わなければ、ギスギスすることもないのではないでしょうか。
私はそんなふうに考えます。
なのでいいと思ったことや良かったと思うようなことしか書かないし、言わないようにしています。
批判的なコメントは自分の胸にしまったり、ごくごく親しい人間にだけ吐露するようにしています。

そうなのよ。口に出さなきゃいいんだよ。

的外れコメントだとソープランドでソープ嬢に説教するかのようだ

こんなことを書いていると、この文章も批判的なものではないのかなと感じはじめました。
批判的なコメントをする人に対して批判的に述べている(笑)。まるでイタチごっこじゃないか。

ちなみに、否定的なコメントが発展するといろんな部分で疑問符がつくようなコメントとなります。
やたら自分の価値観に則ったコメントになってしまっていたり、感情をぶつけるようなコメントになったり、的外れなコメントをしたり。
最後のはまだ笑えるけど(笑)、匿名だから強気なコメントを書けるからか、すごい過激なものが目につきます。
おーこわ。

最後に面白いと思った的外れなコメントをさらし上げておこうと思います。
家庭教師もののAVのレビューに書かれていたこんなコメント。

「このようなものを見て勘違いする男の子が出てきては困るので、評価を下げておきます」

家庭教師がエロい誘惑をしてくると勘違いする男子って、おそらく18歳未満じゃねえのかなあ。
第一18歳未満はAV見たらダメでしょうに(笑)。どこでいい人ぶってんだ。バカ!

このコメントを紹介したいがために書き始めた文章が、思ったよりもいい内容になったなあと思いながら終わりたいと思います。

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