NLPを学ぶと、失敗を恐れなくなります
慣用句に「二の足を踏む」や「尻込みする」や「踏ん切りがつかない」という言葉があります。
やろうやろうと思いながらも行動に移せないことを指す言葉ですが、そんな状態の時って失敗することを恐れていることが多いのではないでしょうか。
確かに失敗をするのは怖いことかもしれません。
家や車の購入や投資などの大きなお金が動くものでの失敗は大きな痛手を負うことがほとんどです。
起業なんかもそうです。会社という後ろ盾がなくなった上に失敗してしまったらと考えると恐怖かもしれません。
もっと些細なことにも恐怖を感じてしまう人もいます。
好きな相手への告白だったり、初めて行く散髪屋さんだったり。
いろんなことで失敗への恐怖ってあると思うんですね。
だけど失敗を恐れていては何もできない。
それならばどうするのか?
NLPを学ぶと失敗への恐怖感がやわらいでいきます。
まずNLPの前提の一つに「失敗は存在しない。フィードバックがあるのみ。」というものがあります。
たとえ悪い結果に終わったとしても、悪い結果が出ることが分かったのだから成功だ。
この前提を説明するときには発明王・エジソンのエピソードを引用することが多いです。
うまくいかなかったとしても次頑張ればいいじゃないか。失敗したことは事例として次に活かせばいいのだ。
そう考えるだけで少し気が楽になります。
そしてNLPのテクニックのひとつに『T.O.T.Eモデル』というものがあります。
問題解決の手法として用いられることが多いテクニックですが、根底には先ほどの「失敗は存在しない。フィードバックがあるのみ。」という前提があります。
詳しく説明していくと、T.O.T.Eとは…、
T=Test
O=Operation
T=Test
E=Exit
の頭文字です。
まずは解決したい問題があります。
それに対してどうアプローチするのか?それをテスト(Test)します。
そしてうまくいったのならば解決となってフローチャートから出る(Exit)ことになります。
うまくいかない場合は試行錯誤(Operation)へと進みます。うまくいかなかった原因を検討し解決策を再度練り直すわけです。
そしてもう一度テストしてみます。うまくいったならフローチャートから出ればいいし、うまくいかなければ再度試行錯誤してみることになります。
これは研究職の方や製造業の方などは業務で当然のようにやっておられることかもしれません。
そしてこれを応用すると、実際に行動する前のシミュレーションにも利用できるわけです。
例えばアナタが彼女にプロポーズを考えているプロ野球選手だったとします。
すなわち「プロポーズすること」が問題になります。
そしてどんなプロポーズをするのか?
まずはTestしてみることにします。彼女と一緒にいるところをイメージして、その彼女にプロポーズしてみましょう。
「今日の試合でホームランを打ったら、結婚しよう。」
彼女の心に響いていないようです。
そこでOperationとして、次のプロポーズを考えます。
そして再度Testしてみます。
「今日の試合で、誰かがホームランを打ったら結婚しよう。」
彼女が「はあ?」という顔をしています。これじゃまずいです。
急いでまたOperationです。急いで違うプロポーズを考えてみることにします。
そして再度Testしてみます。
「今夜からオレのバットは、お前だけのも…、」「言わせねえよ!」
思わぬ乱入者がやってきてきました。
結局プロポーズできませんでした。
これは我が家の名作コント「プロポーズ」を引用したものですが、このようにT.O.T.Eモデルを使うことでシミュレーションできることがおわかりになったでしょうか?
(プ、プロポーズは?)
人間は誰しも経験のないことには恐怖を覚えます。
だけど実際にやったことがないことがないことでもやらなければならないものです。
そんな時にはシミュレーションを。
このT.O.T.Eモデルを利用されてはいかがでしょうか。