NLPを学ぶと、戦略的に行動できるようになります

『戦略』

僕はそう聞くとすごくたいそうなもののように感じてしまいます。
なんとなく想像するのは、子供の頃に友達の家で遊んだ『信長の野望』。
ワケわかんなくてずっと訓練ばかりしてました…。当然天下統一できず…。

NLPのテクニックに『ストラテジー』というものがあります。
ストラテジー(strategy)は訳すと戦略です。ズバリそのものです。

人間の行動って実はパターン化されているものなのです。
例えばお風呂に入った時に、あなたはどこから洗いはじめますか?
頭?顔?首?腕?足?胸?
人それぞれどこから洗いはじめて最後にここを洗って終わりというパターンがあります。

そこで、あることがうまくいかなかった時にそのパターンを見直してみる作業が『ストラテジー』なのです。
そしてただ見直してみるだけでなく、人間が持つ五感をフル活用するっていうのがミソです。

例でいうと、僕の家の鍵を挙げましょう。
よく僕は家の鍵をなくしていました。
なくすと言うと大げさですが、家の中でです。家の中でどこにあるのかわからなくなってしまいがちでした。
鍵を掛けるフックはあるのですが、ポケットの中に入れっぱなしにしていたりテーブルに置きっぱなしにしていたりして探すことがしょっちゅうでした。

それまでの僕のパターンを見てみると…、

家に帰る→ドアを開けて玄関に入る→靴を脱ぐ→家の中に入る→鍵をフックに掛ける

となっていました。そこで「鍵をフックに掛ける」のが最後になっていたのでなくしがちなのかなと考えました。
そこで行動のパターンを入れ替えてみます。

家に帰る→ドアを開けて玄関に入る→鍵をフックに掛ける→靴を脱ぐ→家の中に入る

これならば「靴を脱ぐ」前にことがすむのでなくすことはなくなりそうです。
そしてさらに五感を活用することを盛り込んでみます。

家に帰る→ドアを開けて玄関に入る→鍵をフックに掛ける→鍵がかかっていることを確認して指差呼称「カギよし!」→靴を脱ぐ→家の中に入る

鍵をフックにかけたのちに鉄道員よろしく「カギよし!」と指差呼称。鍵を指差しながら声に出すので、視覚・聴覚・体感覚をフル活用しています。
こうすることで、さらになくす可能性が低くなります。

鉄道員のあの指差呼称は理にかなっているんだなあと思いますね。
鍵をなくすことも事故といってもいいでしょうし、事故をなくすという意味では鉄道員から学ぶというのもアリだなあ。
(NLPで言うところのモデリングですが、それはまた別の機会に)

このように、うまくいかないことがあった時に『ストラテジー』をとり入れてみてはどうでしょうか。
やりたいことを習慣にする習慣作りにも、やめたい習慣をやめる時にも。
新しいことをはじめる時にも有効なスキルですから。

戦略をとりいれた方が同じ行動パターンで「うまくいかねえ!」とずっと言っているよりはいいと思いますよ。きっとうまくいくようになると思いますから。

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