幸福感はたまに感じるくらいでいい
人は幸せになりたい。幸福感を感じて喜びを感じるものだと思います。
誰だってそうですよね。
だけど「常に幸福感を感じていたいと思うか?」と問われるとどうかなあと思ってしまう私です。
もちろん不幸になりたいわけでもなく、満ち足りていない人生を歩みたいわけでもありません。
むしろその逆なのですが「常に」と付くとどうかと思うわけです。
なんかね。最近SNSなどではやたらと幸せアピールしてる人がいませんか?
やれ、海外旅行に行った。
やれ、ブランド品を購入した。
やれ、高級車を購入した。
やれ、私の彼氏かっこいいでしょ。
やれ、高級ランチをいただきました。
大体がアフィリエイトやFXやバイナリーオプションなどの副業のお誘いだったりするわけですが(笑)。
古くはネットワークビジネスの勧誘の際にも用いられていた手法ですよね。毎日が幸せ!いつでも海外旅行に行きたくないですか!みたいな。
ですが、そんなアピールばかり見ているとしんどいなと思う私だったりするわけです。
こんな感じのアピールはしんどいを通り越しうざい
幸せをタイプ分けしてみる
私が思うに幸せって大きく分けて2つのタイプがあるように思うのです。
それは「新たに手に入れたものによるもの」か「継続して持てているものによるもの」の2つです。
「新たに手に入れたものによるもの」(獲得タイプと呼ぶことにします)
・恋人ができた!
・思いがけない収入があった!
・テストでいい点が取れた!
・旅行に行った!
など
「継続して持てているものによるもの」(維持タイプと呼ぶことにします)
・ずっと健康
・ペットと過ごしている時
・お金の心配をせずに暮らせている
・愛車を愛でている時
など
と言えます。
そしてこれらのことを見てみると、
獲得タイプ=攻めの姿勢で手に入れたもの
維持タイプ=守りの姿勢で維持しているもの
と言えなくはない。獲得タイプと維持タイプでは攻めか守りか明確に変わってくると思います。
(維持するのに攻めの姿勢でという人もいるでしょうけど)
私の結論は「たまに感じるくらいでいい」
なので獲得タイプの幸せを求めている人は常に攻めっぱなしでないといけないと思うんですよ。だって常に何かを手に入れなければなりません。
性格的にそれがいいという人もいるのでしょうが、そうではない人もいます。私もそう。
そこまでしなくても…と思ってしまう時もあります。
私のようなタイプは維持タイプの幸せ求める方があっているように思います。
だけど維持タイプの幸せって感じにくいものだと言えます。
なぜなら維持できている間はそれほど変化がないということ。維持できていることが当たり前になっていくからです。
変化があるから感じるわけであって、変化がなければ感じることってありません。微妙な変化ですら怪しい。
なので私は、幸福感はたまに感じるくらいでいいと思っています。
それでも常に幸福感を感じたい人は
いやいや、もっともっと感じたいという人にはこの方法がオススメです。
それは加山雄三さんばりに「幸せだなぁ〜」と口ずさむことです。
例えば外食に出かけた時。
・お店までたどり着けたら「幸せだなぁ〜」
・席が空いていたら「幸せだなぁ〜」
・料理が席に運ばれてきたら「幸せだなぁ〜」
・料理が美味しければ「幸せだなぁ〜」
このようにことあるごとに「幸せだなぁ〜」と口ずさんでみることです。
「幸せだなぁ〜」と口ずさむだけで日常が幸せなものだと脳が認識していきます。
俗語としては「楽しいなぁ〜」などもありですよ。
どうしても常に幸福感を感じたいという人は試してみてください。