働く者にとって許せないのがセクハラとパワハラです。
加害者になるのはもってのほかですが、被害者になりたくないのはもちろん言うまでもありません。

そしてこのセクハラとパワハラですが、大きく違う点があります。
それを簡単にまとめたいと思います。

加害者と被害者の関係性の違い

まず前提条件として…、

セクハラ=上下関係関係なし
パワハラ=上下関係あり

と定義づけることができます。

セクハラは性的な嫌がらせだけでなく差別も含まれますから、立場による差はないのです。
よくニュースで報じられるのは上司から部下へというものが多いように思いますが、同僚同士でもセクハラはセクハラなのです。

パワハラは、職務上の地位などを背景として、業務の範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える行為のこと。
すなわち上司から部下や先輩から後輩などのケースが該当します。
同僚に暴力的な行為を受けた場合はパワハラではなく、傷害罪で訴えるのが正しいとなります。

通報者の違い

そして「誰が通報するのか?」に関してです。

セクハラ=受けた本人・それを見て不快に思う第三者
パワハラ=受けた本人のみ

となります。

セクハラに関しては本人が苦痛に思っているか否か関係なく第三者が通報することができます。
性的な嫌がらせと定義づけられるので、たとえ本人が嫌がっていなくても周りからすればでかい声で下ネタを言っているようなものだと言えます。直接的でなくても嫌なものは嫌でしょう。
そのようなケースもセクハラの対象になるので、セクハラの対象範囲は幅が広いと言えます。

パワハラに関しては、あくまでも本人次第と言えます。
周りから見れば過度な行為でも、本人にとってはなんてことはないなんてこともあります。
そのような場合はたとえ周囲が不快な思いをしていたとしても、パワハラとはならないのです。

そしてそこに落とし穴があります。

あくまでも本人次第なので、本人が我慢しちゃったらパワハラが露見しないことになります。
我慢強いように見えた人が急に体調を崩して休んじゃったなんて場合もあるでしょう。

もしあなたがパワハラを見かけたら

そうならないためにはその当人へのフォローを大切にしてください。

大丈夫か?辛くないか?相談にのるよ?

簡単な言葉がけだと思いますが、それだけでもだいぶ楽になります。
学校のいじめの問題でも見て見ないふりをするケースは多いですが、学校とは違い会社生活は長いので、よりフォローを心がけていきたいものです。

そしてもし言えるのなら、その上司に一言言ってもいいでしょう。
だけど言えないよね。出世の道が閉ざされるなんてことも想像できますから。
なのでその本人に通報することを推奨する方がいいと思います。

セクハラ=されたら自分で通報する。見つけたら第三者が通報してもよい。
パワハラ=されたら自分で通報する。見つけたら当人に通報することをすすめる。

この違いを理解し、正しく対処するようにしましょう。

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