ここ最近高齢者による自動車事故のニュースが世間を賑わせています。
自動車事故で同世代の方や将来のある子どもなどがなくなったと聞くと、本当にやるせなくなります。
だからと言って過剰なまでに加害者を叩く風潮にも少しやるせなさを感じます。
まあでも遺族の立場に立ったら仕方のないことなのかなと思っています。

私が住む滋賀県も自動車社会です。
マイカーが各家庭に2台以上あるのが当たり前の環境です。
自動車がないと生活ができない。これが地方の現実でしょう。本当どうしようもないです。

これらのニュースが流れるちょっと前に、ご近所さんも自動車免許を返納されました。確か80歳を優に超えてたんじゃなかったっけか。
正直なところ「すげえな!」というのがその時の印象でした。年老いてから自動車という移動手段を捨てるということが、地方ではすごいと感じるのが現実なのですよ。

そのことを聞いた時からずっと考えているのが、自分自身が自動車免許を返納するタイミングです。
私も40歳を超え、現役でいられるの年数の半分は過ぎたと思うので、そろそろ考え始めてもよいのではないかと。
たまに老いを感じることもありますし(笑)。

そこでいろいろなタイミングを考えてみました。

・事故を起こしてしまった時
これだと遅い。

・自分の家がわからなくなった
これも間違いなく遅い。

・妻や子どもたちに「やめて」と言われた時
プライドを傷つけられてしまうかもしれませんが、衰えてしまったのなら仕方がありません。
もちろん「簡単に言うな!本気でヤバイと思ったら言え!」と釘は刺しておきます。
なのでその時は素直に降りようと思います。

・年老いてから交通違反を犯してしまった時
若者だったら元気があるという言葉で片付けてしまいそうですが、ジジイになってからだとちょっと考えもの。
交通ルールを守れないジジイって怖いですもの。これも一つのタイミングかもしれません。

・高速道路に乗るのが怖くなった時
高速道路に乗るのが怖いということは自分の運転技術に不安を感じている時だと思います。
そんな状態で高速道路に乗るのは危険なのはもちろんですが、一般道路だからいいってわけでもないでしょう。その時は降ります。

・車庫入れが下手くそになった時
車庫入れすらおぼつかないのであれば運転するのはやめます。
特別車庫入れが上手いわけではありませんが、今よりも下手くそになったならやめようかと。なので下手くそになったら降ります。

これ以外では完全にフィーリングでしかないと思います。
「自分はまだまだ大丈夫!」と思っているうちは乗り続けるだろうし、多少危ないと思っていても乗り続けてしまうかもしれません。

だけど、ここで考えたいのは自動車という乗り物の危険性です。
自動車事故と考えると自分自身や同乗者のことを心配してしまいがちですが、周りに多大なる迷惑と損害を及ぼす可能性があるということを自覚しなければなりません。

なので少しでも怖いとか不安に感じることがあれば、すぐに降りることを考えようというのが現在の結論です。
今のところは普通に運転できているので心配してませんが、長く乗り続けられるように身体も頭もゴールド免許も保ちたいと思います。

…。

上の文章を下書きした後日に、恐ろしい光景を目の当たりにしました。
先日フレンドタウン瀬田川に車を停めようと駐車場に入ったのですが、すぐ目の前で軽のワゴンがコーンをなぎ倒しながら出ようとしていたのです。

たとえ軽であっても、車がコーンをなぎ倒しながら出る様って怖いですよ。

「どうせババアが運転してんだろ!」と思っていたらジジイが降りてきたのは予想外でしたが、怖いと同時に腹がたつのは同じことです。
車に乗り込む時の基本である車の周囲を確認することをしていれば、コーンの位置は把握できていたはずです。しかも車よりも店に近いところにコーンがあったのだから見逃すはずがありません。

あっ、ジジイだから見逃したのか…。

本当恐ろしかったですね。
(しかも潰れたコーンをほったらかしていきやがった。写真撮っとけばよかった…。)
とりあえず息子には「ジジイとババアが運転してる車を見たらすぐに避けろ」と伝えておきました。

こんな経験をすると地方だから自動車が手放せないなんて言っていられないと思うようになりました。
逆に地方だから走る車により気をつけなければならないのだなと。
自動車が手放せないのに高齢化が進んでいる地方では、今後間違いなく高齢者による自動車事故が増えることでしょう。
自動運転の車に乗ることが義務化されない限り無理です。
都会よりも地方の方が高齢者による自動車事故への対策が必要です。急務です。

だけど法律で一律に決めてしまうのも難しい問題なので、ドライバーそれぞれの良心に期待するしかない。
誰もが自動車に乗る時代だからこそ、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉のように、ベテランドライバーになればなるほど謙虚に運転する。

人生の最期で将来ある若者の命を奪ってしまって、晩節を汚すことのないよう、私はこのことを心がけたいと思います。

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