よく採用の現場では「体育会系」というキーワードが出てきます。
営業職の募集などは特にこのキーワードが目立つように思うのですが、さて問題です。

「体育会系」って何でしょうか?どういうものでしょうか?
簡潔に答えなさい。

…。
…。
…。

「スポーツ経験者」
これだと広義すぎます。学校の体育の授業でも経験できますから。

「体育会系クラブの出身者」
こう書くと一応正解に近いでしょう

「健康で体力のある人」
肉体労働の職場では適任でしょうが、他の職場ではそれほど重視しなくてもいいんじゃないでしょうかね。

「根性がある人」
体育会系クラブ出身者でも根性のない人はいますし、出身者でない人にも根性のある人はいます。
そもそも根性って何ですか?
「根性って何ですか?」と聞かれたらどう答えるのでしょうか。また頭を悩ませそうです。

一応正解と言っていいのでしょうが、私ならこう答えます。

「助け合いの精神を持っている人」

これに尽きると思うんですよねえ。
体育会系=助け合い・チームワーク・協調性・フォロー
のいずれかのキーワードが出れば正解だと思っています。

体育会系部活動をイメージするとわかりやすいのですよ、これらのキーワード。

スポーツをやっている人ってただ単に自分の技量を高めるだけではありません。
技量の劣っている部員がいたらその分もフォローする必要が出てきます。
特にチームプレーなどはフォローしてフォローして勝利に結びつけると言っても過言ではありません。フォローを必要としないのは、よほど突き抜けた実力を持つ一握りの選手だけです。

また自分の技量が劣っているときは、試合に出られなくてもチームは他の選手のためにフォローする必要があります。
プレーに集中できるように雑務を引き受けたり、練習台になったり、応援団になったり。
下級生時などはたいていの人は経験しているし、部員の多い部活ではそういう人も多いでしょう。

実は会社生活においてもこのことが大切なことであって、仕事のできる人ができない人をフォローし、できない人はできる範囲で貢献できることをすることが会社を潤滑に動かしていくのです。

だけどこのことがわかってない社員ばかりだと…、
・仕事のできない人はほったらかし
・個人プレーばかりで組織として機能できない
・産休や育休をとろうにも周りの配慮がない
・障害者雇用など考えられない
というような会社になってしまうことが予想されるわけです。

なので体育会系人材を求める企業って多いんだろうなあと思うわけです。
従業員同士の助け合いの精神がある会社は、顧客本位の行動も取れます。
助け合いの精神がないのであれば個人に負担がかかり過ぎてしまって、特定の人間だけが忙しいという状況に陥ってしまいます。
このことを理解して、体育会系出身者であればこの「助け合い」した経験をアピールしてもらいたいです。

そして体育会系出身でなくとも「助け合い」の経験はあるでしょうし、その気概を持っている人はいるはずです。
もし自分が体育会系出身でないのであれば、それを引け目に感じることなく、この部分をアピールしていくことを考えていけばいい。
文科系クラブ出身だろうとも、帰宅部だろうとも。
それが採用への近道になるかなと思います。

とは言いながらも、「根性のある」人材だけを求めている会社もあるのは事実。
おそらくそういう会社は「体育会系」という意味をわかっていない会社なのでしょう。
もしあなたが「体育会系人材求む」という会社で面接を受けることになったのならば、「体育会系ってどういうニュアンスで使っておられるんですか?」と逆質問しても面白いかも。
その時の答えで、その会社を判断してもいいのかもしれませんよ。

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