『温故知新』

この言葉の意味はたいていの人がご存知だと思います。
念のため説明しておきますと…、

『温故知新』
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。
(出典:新明解四字熟語辞典)

ということです。
過去の歴史から学ぶこともありますし、歴史上の偉人や武将などを尊敬している人は、自然と温故知新の精神を大切にしているのかもしれませんね。

そして管理職などの、人の上に立つ人にとっては重要なことだと言えると思います。
『温故知新』という言葉を思い出してもらいたいと思います。

例えば、
「なぜこんな簡単なことができないんだ!」
と、若い部下に対して憤ったりする人に聞いてみたいと思います。

自分自身の新人時代はどうでしたか?今と同じようにできていましたか?

できてなかったのであれば、憤る必要もありません。できてなくて当たり前だと思えば腹も立ちませんよね。

いや、ちゃんとできてたよ!

そんな人は自分と同年代の人が若かった時代はどうでしたか?
みんながみんなできていましたか?できていない人はいませんでしたか?
そのできていない人は今はどうですか?おそらくできているんじゃないでしょうか。

たまにあいも変わらずできていない人がいるからタチが悪い。
その時はレアケースに当たったという自分の運の悪さを呪い、部下にあたるのはやめておきましょう(笑)。

例えば、
「今の若い人の考えてることがわからない…。」
とジェネレーションギャップを感じている人に聞いてみたいと思います。

あなたは若い人のことを理解しようとしていますか?理解できないことを「わからない」の一言で片付けていませんか?

僕自身もジェネレーションギャップを感じる年齢になってきたので、僕自身にも上の言葉は言い聞かせています(笑)。
部下や後輩のような身内みたいなものならばまだいいんですが、今後若い人がお客様となりうることを考えると、そんなことを言っていていいわけがありません。

高校野球の名将といわれた横浜高校元監督の渡辺元智さんは、自分の孫ほどの年の離れた選手とコミュニケーションをとるためにメールを覚えたということも聞いています。
なかなかできることではありません。

でも、僕らおっさんもこれくらいやらなければいけないんです!
新しいことへどんどん挑戦していかなければならいのですよ。

このように『温故知新』という言葉は、人の上に立てば立つほど重い言葉になります。
会社の経営者や管理職。大学や小中高で教鞭をとっている人。そして子を持つ親。
この言葉の重みを感じ、実践する必要があると思いますよ。