刑事ドラマなどを見ていると、犯人の特定に監視カメラが使われています。
事件現場がホテルなどだと、刑事さんが警備員の詰所に行って「映像見せてもらえますか?」なんてやりとりをしていますよね。

また盗聴器もよく出てきます。
刑事ドラマだけではなく、ワイドショーでは一般家庭におじゃまして盗聴器を発見したりしますよね。
最近では某大臣がらみで盗聴器データが話題になっていました。
(あれは、盗聴と呼べるのかどうかは微妙ですが)
ホント、日常生活にこんなに密接になっちゃったのかしら。盗聴器。

そしてこれらは会社の中にもあったりします。
セキュリティがしっかりしていると言えば聞こえはいいですが、そうとは言えない使い方をしている会社の方が多いように思います。

要は従業員の監視ですよ。

僕は、監視カメラも盗聴器も経験があります。
いずれもすぐにやめましたけど、居心地が悪いったりゃなかったですね。

監視カメラのケースは、厳密に言えば監視カメラではありません。
その会社はいくつかの支社を持っていたのですが、その支社間をSkypeで営業時間中はずっと結んでいたんです。
PS3だったかな?社内にゲームがあるのはなんで?と思っていたら、そういうことでした。

そして営業時間中は各拠点の映像が流れっぱなし。一挙手一投足よく映っています。
その映像を暇な経営者連中が画面を見つめて、画面の中の人間を呼び出したり、叱りつけたりしてました。
ホント、息が詰まりました。

そんな便利なテレビ電話のシステムなのに、会議となると各拠点の長が本社に集まってくる。
何のためのシステムなんだこりゃ!

盗聴器のケースはもっと深刻でした。
前例がバレバレというか、あからさまに設置していた(経営陣には罪悪感ゼロ)のに比べ、盗聴器はあくまでも秘密のものでした。
実際に僕もそのブツそのものは発見していません。

だけどね…、

ある冬の日に「暖房が暑い」と言い出した人がいて、その口調が徐々に「こんなに暑いのっておかしいんじゃない?」「あの人更年期だからじゃないの?」などと、女性管理職(経営者の奥様)のことを言うようになってました。

そしたらその奥様がすんげえ怒った顔でその部屋に飛び込んできたわけですよ!

その部屋が一瞬にして凍りつきましたよ。
だけど原因を作った当人はケロッとしたもので、

「ね。この部屋には盗聴器があるでしょ。」

と笑いながら言いました。

このようなケースはレアなケースだと思われるかもしれませんが、案外多いんじゃないかなあと僕は感じています。
従業員に対して不信感を抱いている経営者の数だけ、こんなケースがあるんじゃないかなと。

給料をもらっている分は最低でも働け!
ほんのちょっとでもサボるんじゃない!
誰が給料を払っていると思ってるんだ!

成果を出してもらいたいという気持ちが、会社内をアルカトラズ化させている。
このことに気づいていない経営者は多いんじゃないでしょうか。
It’s ワンマン社長。

もしこのようなケースに出くわして、それをストレスに思うなら、すぐにでもその職場は離れたほうがいいでしょうね。
誰でも信用されていない状態では、いいパフォーマンスを発揮できるわけはないのですから。

そして面接でこの理由を述べたときに、面接官がどんな反応をするのか?
オススメはしませんが、その反応を見るのもいいかもしれませんね。

「ウ、ウチもやってます…」

てな顔しちゃったりして(笑)。