不採用となった時には応募書類の返却を依頼してみよう

転職活動をしていく中で、不採用となることは不可避だと言っていいのかもしれません。
採用ばかりでどの会社に転職しようか迷う。そんな状況だといいのですが、決してそうはいかないことでしょう。
どんな人でも最低1社は不採用通知をもらうことになると思われます。

そんな中、最近増えているのが「不採用時には応募書類を返却いたしません」という会社です。
「当社で責任を持って破棄いたします」という文言とともに書かれていることが多いです。

確かに応募書類の返却ってけっこうな負担だったりするわけですよ。
消費税が上がって経費削減が求められる中、郵送するのもコストですからね。
企業側に立って考えるとわからないでもありません。

だけど応募者側からすると不安に思うこともあります。
だって、個人情報の最たるものと言っていいのが応募書類です。
「本当に破棄してるの?」と思われる人も多いのではないでしょうか。

僕の経験から言うと、ほぼほぼ破棄されているのではないでしょうか。
あくまでも「ほぼほぼ」ですけど。
残念ながら悪用しようとする会社は確実に存在します。
だけどブログでは書けないので、求められればお会いしたときにでも話します(笑)。

確かに即座に破棄する可能性は低いと思います。
法的には応募書類の返却の義務はありません。
それは応募書類が企業へ到着してからは所有権が応募者個人から企業へと移るためです。
(その代わり企業には個人情報保護の義務が生じます。)

だけど応募者の方から返却を求められた場合に返却しないと突っぱねると、「個人情報なんだから返すのが当たり前だろ!」というクレームが発生する恐れがあります。
それを考えると即座に破棄するのは危険なのです。

なので企業によってまちまちですが、一旦は保管していると思われます。
ちなみに僕が勤めていた会社では1年間は保管していました。そして1年が経過したのちにシュレッダーで破棄していました。
なので、応募書類はきちんと破棄されていると言ってもいいと思います。

僕は不採用時の応募書類に関しては、
・企業側は返却を求められた返す。
・応募者側は一旦返却を求めてみる。
というのがセオリーだと思っています。

応募者側が一旦返却を求めてみるのは個人情報保護の観点からだけではありません。
それには別の理由があります。

まず最初はその申し出に対する企業の反応を見るということ。
たいした対応じゃなければ「不採用でよかったー!」となるじゃないですか。
少しでもストレスが軽減できればそれでいいのです(笑)。

そしてもう一つは「証明写真を回収する」という理由です。
証明写真付の履歴書がほとんどだと思います。その証明写真を回収したいのです。
だって、証明写真ってバカになりませんから。

せ、セコイ…。

転職活動もお金がかかります。
企業が応募書類を返却しないのは節約が主目的だと思われるので、応募者もしっかりと節約しましょう(笑)。

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