NLPには『チャンク・サイズ』という概念があります。
これはよく目標設定の際に用いられることが多いです。

チャンク、日本語に訳すと「大きなかたまり」という意味があります。
物事を見るときにどのかたまりから見るのかによって見え方が変わりますが、その見え方を変えてみることで目的が明確になったりどんな行動をとるのかを考えていくわけです。

うーん、わかりにくい文章だな(笑)。

ということで具体例を出してみたいと思います。
とりあえず下のリンク先のイラスト図をごらんください(別ウィンドウで出てきます)。
http://ad-just-ment.com/wp/wp-content/uploads/2015/12/0a5b3b936bccfb632f79afc25ca37af8.pdf

今回は「資格を取る」ということを軸に考えてみたいと思います。
もし「資格を取る」気がないとしても「資格を取る」つもりで考えてみてください。資格は何でも構いません。自動車免許でも簿記でもTOEICでも溶接でも何でもいいです。

まずは「資格を取る」ことの上の階層のかたまりを見ることにします。
「なぜ資格を取ろうと思うのか?」という感じで考えてみてください。

「収入アップ」というのもあるでしょう。
「仕事に必要」というのもあるでしょう。
「趣味に活かしたい」というのもあるでしょうし、
「資格を取ることが趣味」というのもあるでしょう。

そしてそのさらに上の階層を見てみると(「なぜ収入アップしようと思うのか?」とか)「生活向上」や「人生を充実させる」などのキーワードのかたまりが見えてくると思います。
このように目的を追求するためにチャンクの階層を上げていくことを『チャンクアップ』と呼びます。

では逆に「資格を取る」ことの下の階層のかたまりを見るようにしてみたいと思います。
このときは「資格を取るためには何が必要か?」と考えてみるとわかりやすいと思います。

「通学で勉強」「通信教育」「参考書で独学」
などのキーワードのかたまりが見えてくると思います。
そしてそれぞれを実現させるためにさらに下の階層を見るようにすると図の通りそれぞれのキーワードが見えてきます。
このようにチャンクの階層を下げて行動や必要なものを考えていくことを『チャンクダウン』と言います。

ここまでは大丈夫ですか?
では、おわかりいただけたということでさらに進めていきたいと思います。
(ちょっと乱暴だけど)

では全体の図を改めて見返してみてください。
今回は「資格を取る」ということを軸にしてみましたが、全体的な目的というものが見えてきたのではないでしょうか。
人間というのは勝手なもので、「資格を取る」という具体的な目標ができると目的を見失ってしまうことがあります。
「資格を取る」ことでホッとしてしまい、資格を活かすことなくそれだけで終わってしまう。ということもあるかもしれません。

また逆に「収入アップ」という階層からチャンクダウンしてみると、「資格を取る」ことだけが「収入アップ」につながることではないということにも気付くと思います。
単純に「転職をする」や「副業をする」や「パチンコに行く」なんてキーワードも浮かんできませんか?
(「パチンコに行く」ことが即「収入アップ」につながるわけではないけれど。むしろ「収入ダウン」につながりかねないので要注意。)

もっと言うと、さらに上の階層の「生活向上」や「人生を充実させる」という階層からチャンクダウンしてみると、決して「収入アップ」や「仕事に活かせる」や「趣味に活かしたい」や「資格を取ることが趣味」ことだけが実現の手段ではないということにも気付くと思います。
他にもあるのではないでしょうか。「家族との時間を増やす」とかね。

そう考えると一つの手段にとらわれてしまうことで目的を見失い、目的が実現できずに何かしら不満を感じているということも起こりうるわけです。
それらのことを回避する意味でも、『チャンクアップ・ダウン』は有効なスキルだと言えると思います。

あなたの人生の目的は何ですか?
改めて考えて見るときに、この『チャンクアップ・ダウン』を使ってみてはいかがでしょうか。
そのときにあなたの行動が変わると思いますよ。

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