先日のブログで『アイ・アクセシングキュー』について記事にしました。
(『視線から相手の心を読むって簡単なことではありません』http://ad-just-ment.com/study/20151211/
あの記事を見て、相手の視線から心を読めるか試された方もおられるかもしれませんし試されていない方もおられるでしょう。
読んでないという方はとりあえず読んでくださいね(笑)。

今回は前回とは異なる『アイ・アクセシングキュー』の使い方についてお話しさせていただきたいと思います。
相手がどんなことを考えているのか?それを読めるだけでも有効なスキルではあるのですが、それだけではもったいない。
他にも有効な使い方があるのです。

それでは改めて『アイ・アクセシングキュー』について説明させていただきましょう。
視線の方向によってどのようなことを相手が考えているのか?
その後、今回のメインテーマの話をさせていただきたいと思いますので、忘れちゃったという方は再度確認してくださいね。

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アイ・アクセシングキュー

このイラストは相手を見たときのものです。すなわち自分の目線の場合は逆になります。
『アイ・アクセシングキュー』では視線の動きを大きく6つに分けています。
ではそれぞれ説明していきます。

A=視覚的創造(未来)
これは視覚的に創造する時に視線が動く方向です。
例えば描く前にどんな絵を描くのか考えたりする時に視線がこの方向に動きます。
B=聴覚的創造(未来)
耳にしたことない声や音、言葉などを創造する時に視線が動く方向です。
面接をイメージして面接官の質問を予想したりする時もそうですし、自分がどのような回答をするかシミュレーションする時にもこの方向に視線が動きます。
(自分が話す言葉も自分の耳に入ってくるからです。)
C=体感覚
過去未来関係なく触覚・嗅覚・味覚をイメージする時にはこの方向に視線が動きます。
食べた料理を思い出す時も料理を食べる前に香りや味をイメージする時も同様です。
D=視覚的過去
過去のことをビジュアル的に思い出す時にこの方向に視線が動きます。
怒っている奥さんの顔を思い出す時などがそう。
僕?怒られている時は顔を見ないようにしているので記憶にございません(笑)。
E=聴覚的過去
過去に耳にした声や音、言ったことや言われたことを思い出す時にこの方向に視線が動きます。
「若大将が『幸せだなあ』の後に何言ってったっけ?」と思い出す時などはこの方向です。
F=内部対話
口に出さずに自分の心の中で対話している時にこの方向に視線が動きます。
「落ち着け!」と自分に言い聞かせたり、「やっちまったな」と失敗を悔いていたりするとこの方向に視線が動きます。

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と、前回もこのように説明させていただきました。前回のものをコピペしたので間違いはありません(笑)。

今回のテーマは「自分の視線を活用する」アイ・アクセシングキューについてです。
すなわち自分の視線をそれぞれのシチュエーションに合わせて向けていこうということなのです。

まずはあなた自身のアイ・アクセシングキューを把握してください。
前もって質問内容を考えておいて(例えばメモ書きにしたりして)から自問自答するのがいいと思います。
それでも難しいと思ったら親しい人にお願いして、質問してもらうのも手です。

それでは早速アイ・アクセシングキューを活用してみましょう。
まずは物事を思い出す時。
人間年齢を重ねると思い出すのにタイムラグが出てくるようになります。僕も以前まではポンポンと思い出していたのですが、最近は少し時間がかかるようになってきました。老いだな…。

例えば以前に出会った人のことを思い出す時。あなたの視線はどこに向いていますか?
僕ならば『D=視覚的過去』の方向に視線を向けます。僕の場合は自分から見て右上(典型的な左利き)。
その方向に視線を向けることで出会った人の顔を思い出したり、いただいた名刺を思い出します。
人事採用をしていた時は履歴書の写真や書かれていた名前で思い出すこともありました。

続いてアイディアを考える時。
この時は『A=視覚的創造(未来)』と『B=聴覚的創造(未来)』が集中している方向(僕の場合は左側)に視線を向けます。
一から物事を考える時はもちろんですが、過去のものを活かして新しいものを生み出すという時も、結局は新しいものを生み出すという作業になるので未来の方向を向いた方がいいと思いませんか?
無意識に下を向いてしまうというケースが多いと思いますが、それは結局自分自身と対話するだけになってしまっていることがほとんどなので新しいものが生まれにくい状況を自ら作っていると言えます。
だからコーチングの中でもなるべく目線を上げていただけるように心がけています。

もし『新しいアイディアが出てこない』などとお悩みの経営者や管理職の方がおられれば、一度会議やミーティング、個別面談の風景を思い出してみてください。
ひょっとして出席者全員が下を向いちゃってませんか?
だから新しい意見が出てこないんでしょう。
もしそんなことはないとおっしゃるのであれば、それは別の原因があります。
もっと相手が話しやすい雰囲気作りを心がけましょう。言いたくても言えないという状況を作り出しているのかもしれませんよ。

このようにアイ・アクセシングキューを自分に当てはめると使い勝手のいいツールになります。
ぜひ活用してみてください。
相手の心を読むためだけに使うのはもったいないですよ。

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